株のお話

こんにちは。

株に関してのブログを中心に書いています。

株のニュースといえば。

最近の話ではありませんが、出光興産の増資について。

出光興産が、昭和シェルと経営統合をするということに対して、創業家が反対をしているというニュースがありました。

反対をされながらも、統合の話は進んでいるようで、公募増資のニュースもありました。

この公募増資は、昭和シェル石油との合併に反対している創業家保有比率を引き下げ、合併実現の環境を整えるのが目的という味方もあります。

ですから、創業家サイドは増資差し止めの仮処分を裁判所に申し立てる方針とみられている。

しかし、東京地方裁判所は請求を退ける徹底を下したそうです。

しかし、更にそれに対して東京高裁に即時抗告の申し立てを行ったそうです。

その理由として、新株発行は既存株主の議決権比率を「希釈化する目的で行われるものであることを看過した不当なものであり、到底容認することができない」とコメントしましたが、確かにそうだなと思います。

その理由でしかないのだと思いますし。

しかし、どんな理由でなら新株発行してよくて、だめなのかっていうのは難しいところですね。

株をどんどん発行されると、元々持ってた人たちはいい気しないでしょうし、創業家側に立ちますよね。まぁ株が下がらず、儲けられれば文句ない話なんですが。

そして、昭和シェル株は上がってるなんてニュースもありましたね。

合併するということでの、上昇なんでしょうか?わかりませんが。

先程も書きましたが、既存の株主にとっての、「株主の希薄化」のお話。

株式の希薄化とは、株式の総数が増えることで、1株あたりの利益が下がってしまうことをいいます。

例えば!ある企業の発行済みの株式総数が10000株、純利益が100万円だった場合は1株あたりの利益は100円だが、増資を行い株式を新たに10000株追加して20000株にすると、1株あたりの利益は単純計算で50円となってしまうんです。

1株利益が大きく現象するということは、現在の株価が割高になり、公募増資が決定すれば、株価が下落するケースが多いです。

しかし、事業拡大の為に使用されるとなれば、今後利益が伸びる可能性があるということで、株価が上昇することもあります。

なので、そうなれば、下がることはないかもしれませんし、何ともいえません。

まぁ、ちょっと不安になる要素ではありますよね。

今回の場合、元々出光興産は1億6000万株の発行済株式数があり、公募増資によって新たに4800万株増加することになります。

1株あたりの利益を出すために、純利益を1億6000万株でいままで割っていたものがこれからは、2億800万株で割るということになります。

単純計算で30%分利益が薄まるということです。

そういうことなので、公募増資が決定してから出光興産の株が大幅に下落しています。

この瞬間に売ろうと決めた人も多いかもしれませんね。先がどうなるかわからず不安ですからね。

合併が成功してすごく増えるという可能性もあるかもしれませんが可能性に過ぎません。

そもそも、創業家に反対された状態で、理解を得られないまま推し進めるというのは、出光興産的にどうなんだろうというのもあります。そんな状態では先行き不安ですね。

まぁちょっと様子見という感じです。

そのニュースが出てからの株価をチェックしてみましたが、一気にガクンと下がってからゆるやかにではありますが上がってきてはいますね。元通りにはまだまだですが。