株による金融投資の魅力

投資は行うことで、資産の増加や、社会貢献、自己成長を目指すことができます。対象によって金融、物的なものとの2つに分けることができ、株の場合、債権や投資信託などと同様に金融に属します。一方、物的なものとしては不動産や金・銀・プラチナ、美術品などがあり、最近では太陽光発電なども対象として行われています。

株は投資の中でも広く知られており、中でも個別銘柄を対象とする取引は、初めての人でも手掛けやすい手法の1つになります。手掛けやすい反面、対象企業の数は約3,500社と非常に多く、全ての企業の内容を理解し、その中から銘柄を探すのは不可能に近いといえます。取引を始める際には目的を定めておくことがポイントの1つになり、各々が持つリスク許容度を把握しながら、キャピタルゲイン(値上り益)向けの銘柄か、また、インカムゲイン(配当)向けの銘柄なのか見極めることが大切になります。

株には大きく、キャピタルゲインインカムゲイン、優待、分割の4つが期待できるメリットがあり、中でもキャピタルゲインは最大の魅力になります。キャピタルゲインは、取引においては最も基本になります。ここでは、購入した価格が上昇した場合に売却をすることで利益を得ることができ、割安で購入をしていたとすれば、時として大きな利益に結び付けることが可能になります。 インカムゲインは、企業が利益の一部を還元することで得ることができます。インカムゲインは各企業の決算期ごとに分配されることになり、ポイントとしては、毎回一定額ではないこと、企業業績によっては増配や減配、場合によっては無配となることがあります。分配を受取るには、各企業が定める決算期末まで購入し権利を有しておく必要があり、配当利回りが良い企業では期日近くに取引がされることも多く行われています。

優待は、簡単には企業から贈られる御礼であり、インカムゲインと同様の条件を満たすことで権利を得ることができます。贈られるものは様々であり、例えば、自社製品やギフトカード、食事券、チケット、米など企業によっても違いがあります。

また、優待は身近に使用できるなど人気が高く、実際、優待目当てに取引を始める人も多く存在します。 分割に関しては、購入時における魅力の1つになります。分割は1株をいくつかに分割して発行数を増やすことを指し、仮に、2つに分割をすれば保有数も倍になります。保有をする全体的な価値は変わらないものの、大きなメリットとして1株の価格が下がることでより多くの人が購入をしやすくなる点があります。

買いやすくなるために人気が出ることになり、結果として価格の上昇へとつながっていきます。