アイコスを売るフィリップモリスの株急落

アメリカのタバコ会社、フィリップ・モリス・インターナショナルの株価が、19日に前日比16%安と暴落している。
加熱式タバコとして一時期流行りを見せたアイコスが、日本での販売が鈍くなったのが原因とみられているそうだ。

煙が出ない革新的なタバコ、従来の紙巻きタバコよりも健康被害が少ないと謳われ、普通のタバコはダメだがアイコスならOKとする飲食店が出るなど、一時は日本でブームを巻き起こしたのだ。
しかし、実際に本当に健康被害が少ないのかという点は微妙と言わざるを得ない。
研究結果を出しているのはどこもタバコ会社の研究機関であるし、煙が出ないと言いつつも煙自体が危険なのではなく、そこに含まれている物質が危険なのだ。
タバコを吸う人が喫煙所でしっかり吸っていても、出てきたあとの呼気や体内に吸収された後に空気中に放出される分、髪や衣服に付着している有害物質までは除去できていないように、結局のところ健康被害がどの程度抑えられているのかは微妙なところだ。

そういった部分が取りざたされたのかは不明だが、日本での不振からか、投資家からは加熱式タバコの開発や市場に対する疑念が高まり、今回の急落に至ったのではないかとされている。
アイコスでたばこの臭いが減っても、その分アイコス独特の甘ったるい匂いが遠くまで届いて非常に臭いと言う人もいるようで、愛煙家と禁煙派の溝は埋まりそうにない。
投資家たちも、このような状況が長く続けば、いずれ愛想を尽かすかもしれない。

株とFXを混同している人がいる?

株とFX、詳しくない人はけっこう混同しがちということを以前知りました。
なので、株とFXの違いを書き出しておこうと思います。

まず、株とFXは投資対象からして違うのです。
FXは主に通貨を、株は企業の株を投資対象としています。
つまり、FXは国同士の通貨を買ったり売ったりし、株は企業から発行されている株を売ったり買ったりするということです。
この売ったり買ったりする金利差以外にも、それぞれお金を稼げるタイミングがあり、それぞれに特徴があります。

FXでは、金利が毎日受け取れます。
スワップといって、金利差を受け取ったり、支払ったりする仕組みがあるので、金利の高い通貨を保有していると毎日金利が入ってくるので、上手く動かせていれば日々稼げるでしょう。
しかし逆に金利が低いと毎日支払うことになるので、その時はかなりきつくなるかもしれません。
一方株式では、配当金というシステムがあるので、一年のうちに1~2回ほど、権利確定日に株を持っていた人に配当金や株主優待などの品々をもらうことができます。
しかし権利確定日を過ぎたら誰もが株を売ってしまい、価値が下がることもあるのでもらうだけ貰って売ろうと言う場合は素早い判断が必要でしょう。

FXも株も、それぞれに特徴があるのでどちらが良いとは言えません。
はじめに投資をし始める為に必要な資金量も違ってきます。
これらに挑戦してみるなら、特徴をしっかり調べて、損しても痛くない金額から始めるようにしてみてくださいね。

 

銀行預金と株式投資の違い

資産運用に興味を持っている人も多いのでなないでしょうか。
しかし、実際に資産運用をするとなると損してしまうのでは?という不安から一歩を踏み出すことができないという人もいます。
自分のお金は大事ですから、損をしないでお金を増やしたいと考えるのもむりはありません。
だからと言って、預金だけしていても資産を増やすことは難しいのが現実です。
お金を増やすために資産運用を考えているのであれば、ある程度リスクがあることを理解すしておくことも大切です。
資産運用をしている方の中には株式投資で利益を得ている人もいます。
株で儲けるのは難しいと言われていますが、初心者の人は特に、なにが難しいのかまで理解している人は少なく、知識を持てばすぐに儲けられると考えてしまう人もいるようです。
株式投資で儲けるためには、世の中の経済状況が大きく影響しているのでPCで値動きの変動だけ見ていても利益を得ることは難しいです。
株式投資をするときは、広い視野で経済状況を把握することも大切なのです。
株式投資を行うことで、銀行への預金よりも大きな利益を得ることができます。
預金の利息は、10万円預けたとしても、せいぜい数百円程度の利息しか付きませんが、株式投資によって数万円を利益を得ることも可能です。
もちろん、確実に利益が得られるわけではなく、場合によっては損をしてしまうこともありますが、数百円の利息を毎年受け取り続けるよりも資産を増やすことへの可能性があると思います。
知識や経験を積むことで、勝率を上げることも可能なので、株式投資にチャレンジしてみるのもおすすめです。

資産運用で人気の株取引

近年、資産運用として最も人気を集めているのは株取引です。日経平均株価は右肩上がりで20世紀後半にあったバブル景気に記録した株価の連続値上げの更新まで記録しています。では、なぜここまで株取引は人気を集めるに至ったのでしょうか。大きな影響を与えているのは、インターネットの発達です。従来まで、資産運用を行う際にはわかりやすい不動産関連の取引が主流でした。不動産関連が資産家に好まれたのは、不動産の業務を専門の業者に委託することで、不動産の所有者本人がほとんど何もしなくても投資を継続できたからに他なりません。例えば、収益物件として不動産を購入した場合には、その不動産の管理が非常に面倒になってしまいます。そこで、その不動産を管理会社に預けて、不動産に関連する業務をすべてこれらの会社に任せるわけです。こうしておけば、資産家が率先して取引をしなくても安全に運用することができます。従来まで、株取引にはこうした不動産のような安全で気軽な運用ができませんでした。まず、株取引の取引単価が高かった影響があったからです。昔は、こうした企業に関連する証券は高価なものであると考えられていましたので、素人では手が出しづらい側面がありました。実際に、取引単位として一回当たりの取引で100株から1000株程度を購入しなくてはならないことが普通だったのです。ところが、インターネットが発達して気軽に証券会社の口座を開設できるようになってからは、より顧客を取り込むように証券会社や上場企業も努力を開始しました。単元未満株の制度を利用して、たった1株だけを購入できるようにし、基本的な資金を非常に小さくできるように工夫をしたわけです。これによって、いままで企業の証券などに全く興味の無かった層に対しても証券の魅力が広がりました。また、近年では取引をした人が自力で確定申告をしなくても良いように、特定口座を提供している証券会社が当たり前になりました。投資で利益を得た時に一番困るのは、確定申告をすることです。税金の計算は非常に複雑で、サラリーマンなどで働いている人は自身の収入と投資の利益を合算してどの程度の税金を支払うのかを考えなくてはいけません。こうした面倒なことを投資家に差せないように、証券会社側が率先して税務の処理を行ってくれる証券口座が登場しました。これをインターネット上で提供することによって、広く多くの人に認められるようになったわけです。

株をするならファンダメンタル分析

株をするならファンダメンタル分析が良いと自分は思います。テクニカル分析ファンダメンタル分析は株の割高割安を判断する二大手法といってもいいでしょうが、テクニカル分析は過去の値動きを見ているだけで、特に会社の中身などは何も考えません。それに対してファンダメンタル分析ではしっかりと事業内容なども考えていくことになるので、株の実体を見るにはこれしかないとも自分などは思ってしまいます。テクニカル分析派は値動きには全てのことが含まれているので、特にその中身については考える必要はないというのですが、自分などはその中身を考えることが大切で、値動きはその次だろうという気がするのです。言ってみればテクニカル分析は表面に出てきていることが全てでその内容は見ないということになるわけです。ということは、株を人に置き換えてみると人をテストの成績だけでは判断しているようなものです。それではなかなか人の中身を見抜くことは出来ないでしょう。あいさつであったり、態度であったりというテストでは出てこないものの方が自分には大切な気がするのです。
ファンダメンタル分析で自分が重視するのは、企業の財務体質です。自分が重視する財務の健全性を考えた投資はバリュー投資ともいわれるものです。しっかりとした企業活動をしているにもかかわらずに、株価が安く据え置かれているところを探して、そこに投資をするという方法です。この方法のいいところは、企業の実質的な力が目に見えて分かるところです。簡単に言えばすごい実力を持っているのになぜか評価されない会社を自分だけ評価しているというような感じです。そのうちこの凄いことに気づいて株価も上昇してくるだろうという投資スタイルです。実力のある企業はいずれ目を付けられることになるでしょうから、そうなった時が見ものという投資スタイルです。いわば待ちの投資ということになるのかもしれません。今はまだ世間が気づいていないだけですから、自分だけが気づいている状態であれば、これはかなり安く株が買えることになります。それでいて世間が気づいた頃にはすでに株価も大きく上昇しているはずという投資です。これはかなりリスクとしては低いと自分などは思います。なぜなら、世間が気づいていないだけですから、世間が気づくまで待てばいいというだけの投資になります。企業が実力のあるところであればいずれ気づくでしょうから、それを待つだけでいいのでリスクもかなり低いと思われます。

アベノミクスと株価

2017年10月、ついに日経株価が21000円を突破し、1996年12月以来の水準を回復しました。アベノミクスは批判されることも多いですが、株価の点では確実に回復させてきているので個人的には評価しているところです。現在はアメリカの順調な景気回復とトランプ政権への期待感、また日本株の出遅れ感などから、上昇トレンドが継続中です。北朝鮮問題やトランプの爆弾発言などによって、ヒヤッとさせられることも多いのですが、それらを短期調整の理由としながらこなし、長期的には順調に株価は回復していると考えて良いでしょう。

インターネットで簡単に株の売買ができるようになり、わたしも淡い夢を見ながら始めたのが15年ほど前のことでした。100万円を資金から恐る恐るスタートさせ、いざなぎ景気によってゆったりとではありましたが、確実に資産が増え続けました。その間はほとんど売ることはなく、買った株を持ち続けました。それだけでどんどん含み益が出ていたので、こんな簡単にお金が増えて良いのだろうかと思うほどでした。

そこで調子にのってさらに投資する資金を増やすことにしたのです。そして、新たに買いました半年後、リーマンショックが起きてしまったのでした。あっという間に株は暴落し、売り抜けるタイミングを失ったまま、塩漬け状態とさせてしまったのでした。本当に暗く重苦しい不安な毎日でした。これで破産するというわけではありませんでしたが、含み損は40万円から50万円に達していました。

いつ底を打つのか全く見当もつきませんでした、必ず戻ってくることを信じて、日経株価が7000円台になったころから、少しずつ買い増していくことにしました。そうしないと儲けを出すことができないと思ったからです。しかし、これは大正解でした。東日本大震災で追い打ちをかけられたこともありましたが、その後安倍政権に変わって、潮目が完全に変わりました。

日経株価が21000円を超え、アメリカも歴史的最高値を更新する中で、これからどこまで上がり続けるのかということが話題になっています。少々過熱気味になっていますし、誰もが高値で売り抜けたいと思っているからです。いま、多くの外国人投資家たちが買い越している中で、日本の個人投資家は逆に売り越しています。この先、もし日本の個人投資家たちが、売り越しから買い越しに変わりだすか、外国人投資家たちが売り越しに転じたときに、上昇トレンドが終わるときかもしれません。

株価の限界

株価の限界というのは、一体どこにあるのかなと考えることがあります。
上限というのがありませんから、空売りは損失が無限大になるということもあると言われたりしますが、実際にはどこまでも上昇をしていくという銘柄はありません。
最終的にはどこかでこれ以上の金額では誰も欲しがらないところがくるわけですから、やはり上限はあるものです。

企業は成長を続けるものであり、株価もそれに合わせて上昇していくわけですが、最後には成長が止まってしまうのではと思うのですが、この辺の仕組みがよくわからなかったりします。
飲食業でしたら売上が伸び悩むことはあるかもしれませんが、人が生きていくために食事が必要な以上は売上がなくなってしまうということはないでしょうが、製造業などはどうなのかなと考えることがあります。
市場の飽和というのはいつかは起こることですから、そうなってしまうと成長が見込めることができなくなり、企業の価値が下がってしまうわけで、企業は成長を続けるという話はおかしいということになります。

もちろん、一つの企業が一つの事業しかしていないということはありませんから、あるものが飽和状態になればまた別の未知で活路を見出すということになるので、すぐに潰れるということはないにしても株価が上昇を続けていくということはないような気がします。

ピークに達した場合、上昇をすることはありませんが下落もすることがない、そのような状況こそが最終局面なのかなとも考えます。
確かに長い間一日の値動きが数円程度しかなくて、上昇も下落もしないという銘柄がありますから、株の行き着く先にはこのような世界があるのかなと思います。
しかし、そのようなときであっても大株主の一人が大きく売りに出したら値が下がってしまうわけですから、上昇を続けるというのはやはりなんだか納得ができないような気もします。
ピークに達したときに全く値動きがなくなるというのが間違っていて、狭いレンジで推移をするだけなのかもしれないですね。
そのような状況になると株を購入する旨味がなくなってしまうようにも感じますが、高金利の貯金のような感じになって誰でも少ないリスクで資産運用をできるようになるのかもしれません。
株価の変動はほとんどなく配当だけを受け取る権利を得ることができるというのが、上昇しきった後の動きだったらそれはそれで誰でも投資がしやすい時代になるわけですから、頂上というのを見てみたいです。