株価の限界

株価の限界というのは、一体どこにあるのかなと考えることがあります。
上限というのがありませんから、空売りは損失が無限大になるということもあると言われたりしますが、実際にはどこまでも上昇をしていくという銘柄はありません。
最終的にはどこかでこれ以上の金額では誰も欲しがらないところがくるわけですから、やはり上限はあるものです。

企業は成長を続けるものであり、株価もそれに合わせて上昇していくわけですが、最後には成長が止まってしまうのではと思うのですが、この辺の仕組みがよくわからなかったりします。
飲食業でしたら売上が伸び悩むことはあるかもしれませんが、人が生きていくために食事が必要な以上は売上がなくなってしまうということはないでしょうが、製造業などはどうなのかなと考えることがあります。
市場の飽和というのはいつかは起こることですから、そうなってしまうと成長が見込めることができなくなり、企業の価値が下がってしまうわけで、企業は成長を続けるという話はおかしいということになります。

もちろん、一つの企業が一つの事業しかしていないということはありませんから、あるものが飽和状態になればまた別の未知で活路を見出すということになるので、すぐに潰れるということはないにしても株価が上昇を続けていくということはないような気がします。

ピークに達した場合、上昇をすることはありませんが下落もすることがない、そのような状況こそが最終局面なのかなとも考えます。
確かに長い間一日の値動きが数円程度しかなくて、上昇も下落もしないという銘柄がありますから、株の行き着く先にはこのような世界があるのかなと思います。
しかし、そのようなときであっても大株主の一人が大きく売りに出したら値が下がってしまうわけですから、上昇を続けるというのはやはりなんだか納得ができないような気もします。
ピークに達したときに全く値動きがなくなるというのが間違っていて、狭いレンジで推移をするだけなのかもしれないですね。
そのような状況になると株を購入する旨味がなくなってしまうようにも感じますが、高金利の貯金のような感じになって誰でも少ないリスクで資産運用をできるようになるのかもしれません。
株価の変動はほとんどなく配当だけを受け取る権利を得ることができるというのが、上昇しきった後の動きだったらそれはそれで誰でも投資がしやすい時代になるわけですから、頂上というのを見てみたいです。